産まれた時にすでにある心臓の病気もいろいろありますが、生まれてきた息子にはまったく初めて聞く病気がありました。
それは新生児遷延性肺高血圧症です。写真のように生まれる前には大動脈の途中と肺静脈の途中がつながっていて(動脈管)、心臓から全身に流れる血管である大動脈から一部肺静脈のほうに戻っていくそうです。動脈管は通常閉鎖して産まれるのですが、閉鎖せずに産まれると全身にいく血液が一部肺に行っちゃうので、手の酸素濃度より足の酸素濃度の方が小さいのです。
次の写真のモニターの右に黄色の97という数字が右手の酸素濃度の数値、その下の青の89が足の酸素濃度の数値。
足に酸素が行かずに、肺に戻ってます。はじめは投与する酸素濃度が40%の部屋に入ってますが、今では24%まで下げても最初と変わらないぐらいになってます。
いつもぐっすり寝ているので起こしたくなります。
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