親知らず抜歯の工夫

本日は上の親知らず抜歯の工夫をご紹介します。

上の親知らずの抜歯は楽に終わることが多く、抜いた後も腫れない、痛まないことが多いです。まれに腫れたり痛んだりする人がいますが、その時は申し訳ありません。謝ります。でも、頻度が少なくてどうしたら完全に腫れないように抜歯できるかは私にはわかりません。なるべく炎症がない時期に抜歯するように心がけてます。

さて、本日は上の親知らずの2個前の歯がない場合の抜歯時の一工夫を紹介したいと思います。

模型でいえばこんな状態です。

一番右の歯が親知らずです。

親知らずのいっこ前(写真のいっこ左)の歯は抜かないようにしたい歯で、そのいっこ前(写真のいっこ左)に歯がありません。親知らずを抜くときはいっこ前の歯に力がかかることがあります。このなくなっている歯はその奥の歯が力を受けても平気なように力を支える役割があった歯なのですが、変な力がかかると親知らずが抜けるときに一緒に抜けそうになるかもしれません。

ここで、スペーサーを作ります。こんな感じ。

これで親知らずは簡単に抜けますよ。

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