傷の閉鎖

歯を抜いた後は傷がなるべく小さくなるように閉鎖した方がいいのか?ということについてお話します。

歯を抜いた後に頑張って歯ぐきで傷を覆ったほうがいいのかどうかってことです。

きっちり閉鎖したほうが化膿しにくいかというとそんなことはないんです。

歯が歯ぐきに覆われてない歯。抜いた部分を覆うための歯ぐきがもともと少ない場合。

抜歯して一生懸命歯ぐきを延ばして縫合しても・・・・

粘膜は元に戻ろうとする力が働くので、創は閉じないことが多いのです。

ただ、歯ぐきをよせておいたほうが血液の貯まりはいいかもしれません。

きれいによせて縫合することで細菌の進入を防ぐことはできません。

逆に、きっちり縫合して傷が閉鎖されると、進入した細菌で化膿した場合に膿の出口がないため、腫れて化膿がひどいことがあります。閉鎖した時のほうが閉鎖しなかったときに比べて化膿しやすい印象です。

化膿した場合、膿は出口を探して逃げ道を作り、膿が出て行ったら知らないうちに治ります。

閉鎖していたら膿の出口がないため腫れて痛くなります。

そんなわけで、歯を抜いた後は一生懸命に縫わずに、適度な感じで縫うことがあるのです。

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やましろ歯科口腔外科 院長 山城
福岡で親知らずの抜歯、ドライマウス、睡眠時無呼吸症候群、口腔がん健診のことならやましろ歯科口腔外科へ。 日本口腔外科学会認定専門医が治療します。
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