横向きの親知らずは隣の歯にどのような影響を及ぼすか?ー3

前回と同様に横向きの親知らずは隣の歯にどのような影響を及ぼすか?という題材で報告します。今回は親知らずの傍にある病変が隣の歯の根を吸収しているっていう症例です。

親知らずの頭の下の方が黒くなってますこりゃなんでしょうか??

次がその部分のCTです。

可能性としては1炎症、2囊胞、3腫瘍。囊胞や腫瘍であれば摘出すべき病変。炎症であれば感染源を除去すれば治る病変。一部を取って検査に出せば何かははっきりしますが、この場合親知らずの隣の歯の神経がダメになって抜歯となる可能性があります。そこで、悩んで患者さんと相談しました。病変を触れば(摘出したり、検査に出して診断したり)隣の歯がダメになる可能性が高い。炎症性で病変を触らなければ隣の歯を保存できる可能性が高い。良性腫瘍や囊胞という摘出が必要な病変であれば経過観察の過程で大きくなったり、変化がなかったりするだろうからそのときに検査をするということで、今回は炎症性疾患との予測の下で病変を触らずに抜歯だけすることとなりました。次の写真は同じ方ですが、反対側も親知らずが隣の歯の根を吸収しているようです。

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やましろ歯科口腔外科 院長 山城
福岡で親知らずの抜歯、ドライマウス、睡眠時無呼吸症候群、口腔がん健診のことならやましろ歯科口腔外科へ。 日本口腔外科学会認定専門医が治療します。
やましろ歯科口腔外科 院長 山城

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