2週間前ぐらいに提示した潰瘍性口内炎のことについて経過を報告したいと思います。
西地区歯科医学会で発表したカンジダに関連した潰瘍かニコランジルという狭心症の薬剤が原因と考えられましたが、最初に抗真菌薬を使用したところ、見事に痛みが減ってきました。以下に初診時の写真を示します(Facebookでは見れませんので、ブログを見てください)。
私は口蓋に斑点状の発赤を認める場合にはカンジダを視野にいれて診断すべきだと思ってます。100%そうではありませんが、今回の症例もまず抗真菌薬で以下のように改善してきました。1か月ちょいかかりますけど。黄色っぽいのはファンギゾンシロップです。
このように、難治性口腔潰瘍にはカンジダに関連することがわかっていれば難治性でなくなるのです。
The following two tabs change content below.

福岡で親知らずの抜歯、ドライマウス、睡眠時無呼吸症候群、口腔がん健診のことならやましろ歯科口腔外科へ。
日本口腔外科学会認定専門医が治療します。

最新記事 by やましろ歯科口腔外科 院長 山城 (全て見る)
- 下顎骨性埋伏智歯における年齢の特徴 - 2021年4月4日
- 下顎完全骨性埋伏智歯の上方で、下顎第2大臼歯遠心にみられる骨欠損の特徴 - 2021年3月25日
- 親知らずの発生 - 2021年3月6日
- 根未完成完全骨性埋伏智歯の骨欠損 - 2021年2月23日
- 完全骨性埋伏智歯2 - 2021年2月5日