本日は粘液嚢胞について御紹介いたします。
歯科医師にとってはおなじみの粘液嚢胞ですね。。
下唇にはたくさんのちっちゃな唾液線があります。これらはそれぞれ口の中に管をつくっており、唾液を口の中に出す役割があります。
この管がつまったら唾液が唇にたまってふくれてきます。それがこちら!
下の図のように黄色が唾液線で、水色が貯まった唾液です。(本日の投稿はこの絵を診て頂きたかっただけですが)
これはつぶれてもすぐ貯まってくるので摘出することがほとんどです。たま~に再発しなかったっていうひとがいますが。
ほとんどの患者さんが、口内炎ができてなおらないっていうことでいらっしゃいます。いやいや、それはつばが貯まっているんですよって説明するけどもぴんときませんよね。つぶれたときはふくれの境界がわからないため摘出できませんので貯まったときに摘出します。予約しても、その時につぶれてたら処置できませんので、いらっしゃった時に処置をするのがベストです。
The following two tabs change content below.
福岡で親知らずの抜歯、ドライマウス、睡眠時無呼吸症候群、口腔がん健診のことならやましろ歯科口腔外科へ。
日本口腔外科学会認定専門医が治療します。
最新記事 by やましろ歯科口腔外科 院長 山城 (全て見る)
- Pell及びGregoryの分類 - 2023年7月8日
- 抜歯後の痛み - 2023年6月13日
- 完全に埋まっている親知らずにどれだけ歯石がついているのか? - 2023年5月20日
- 親知らずが起こす問題点 - 2023年4月30日
- プラークの付着率 - 2023年3月9日