こんにちは。ひさしぶりのブログです。
今回は親知らずに何歳ぐらいから歯石がついているかということを予測するためにデータをとりました。
1780本の完全埋伏と2751本の半埋伏の抜歯した親知らずに歯石がついているかどうかを調べてみました。
抜歯を希望されてこられてますので、「すべての親知らずを集めたらどれくらい歯石がついています」ということではなく、悪くなった親知らずが多くカウントされているとみていいと思います。 う蝕と歯石と区別がつきにくいことがあるため、う蝕があった歯でも歯石ありとしてカウントしています。
まず、下のグラフは完全埋伏の親知らずの歯石の沈着について表しています。predictied probabilityは歯石がどれくらいついてるか推定された確率です。下のグラフでは20歳ぐらいから急激に増加して51.2歳で0.6を少しうわまる確率でプラトーに達しています。つまり、50歳を超えるとだいたい完全埋伏でも60%ぐらいの割合で歯石がついていたということになります。歯石はROC曲線でみると32歳以上で有意に歯石の沈着が増えてくるということが分かります。

次に、下のグラフは半埋伏の親知らずの歯石の沈着について表しています。下のグラフでは20歳になる前から急激に増加して49歳で1.0に近い確率でプラトーに達しています。つまり、50歳ぐらい以上になると半埋伏ではほぼ100%ぐらいの割合で歯石がついていたということになります。歯石はROC曲線でみると27歳以上で有意に歯石の沈着が増えてくるということが分かります。

これはかかりつけの歯科医院で抜歯をしなくても大丈夫そうだと判断された親知らずは除かれていますので、実際はもう少し歯石の沈着がない親知らずが多いかもしれません。しかし、半埋伏の親知らずの大多数は歯石がついてくるということが分かりますね。
当院に親知らずの抜歯以外の目的で来院された患者さんのレントゲンデータでどれだけ親知らずにトラブルがないと判断できるかを報告したと思います。そちらも参考にしていただければ幸いです。
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