前回まで、下顎完全骨性埋伏智歯の上方で、下顎第2大臼歯遠心にみられる骨欠損の由来についてお話ししました。今回はその特徴についてお話ししたいと思います。
この骨欠損には共通した特徴があります。
まず第一に、この骨欠損は智歯の歯冠直上から、下顎第二大臼歯遠心の舌側に向かっているのです。

第2に智歯歯冠の真ん中より内側から始まっていることです。
まだ十分なデータを出しておりませんので、今後の課題にしたいと思います。
おそらく、歯提は歯冠から内側方向の歯肉上皮まで伸びており、歯が萌出する時には歯提の方向に向かっていくのであろうから、頬側傾斜の歯よりも舌側傾斜の歯が多いのは、この構造によるものと考えました。この構造を知っておくと、効率の良い麻酔をできるようになるのではないかと思いますが、いかがでしょう。
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