前回は歯冠周囲の軟組織が加齢とともに萎縮し、骨化していく様子をお見せしました。
今回は歯根と歯根周囲組織が加齢とともにどのように変化するのかをお見せしたいと思います。
次の写真は21歳、22歳、29歳の方の埋伏智歯のCTです。これらは歯根膜腔も比較的はっきり見えて、根の肥大や骨硬化もほぼみられません。
次の写真は39歳の患者さんのCT画像ですが、根が肥大しているのがわかると思います。最初に形成された根の線もうっすら見えますね。
次は38歳ですが、同じようなことが言えます。
次は39歳です。
CTの映り具合にもよりますので、何歳から根が肥大してくるのかという統計をとるのは難しいかもしれません。根が肥大しているのか、骨が硬化しているのかということも区別が難しいですね。骨が硬化していれば、抜歯した後に白い部分が残るし、これが全部根の肥大であれば、白い部分はのこりません。そのうち、そこらへんも追求してみたいと考えてます。
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