本日は第89回日本口腔外科学会九州支部学術集会で親知らずの発表を「CT画像における下顎骨性埋伏智歯の特徴」という題材で行いました。
深い親知らずを抜歯していると、3つの特徴に気づくのです。
一つは、深い骨性埋伏智歯に若い人が少ないということ、
一つは、歯冠を外側に向ける症例が多いこと、
一つは、骨性埋伏智歯の歯冠上方に歯周病の骨吸収とは異なる様相の骨欠損を認める症例が多いことです。
親知らずの一部の症例は、25歳を超えて深部にもぐりこんで、深く進めば歯冠を外側に向けるようです。
智歯の萌出方向を規定する歯導管と考えられる骨欠損が、多くの症例で残存していることがわかりました。
今回、歯提の残遺組織である歯導管という言葉を覚えました。
Webによる学会でしたので、診療所で一人ずっとパソコンとにらめっこしてたのですが、仲間に会えないのは寂しいものがありますね。先輩方からのアドバイスももらえずに・・・
早く集まれることを願います。
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