耐性菌について

先日の耐性菌(抗菌薬に効かない菌)の話の続きです。抗菌薬ができる前から耐性菌がいた話を先日しました。

死亡例の報告もあるので、正しい知識をもって治療にあたらなければならないと思います。

抗菌薬は菌を殺す薬です。人は感染したら細菌を殺す抗菌薬を使って最近をやっつけなければなりませんが、細菌も負けじと抗菌薬に対抗するシステムを作り出して生きのびようとするのです。

耐性でない菌は身の回りや体の中に沢山います。耐性菌もいますが、ごくまれで、体の中に入ってもすぐにいなくなります。耐性菌は耐性でない普通の菌ほど増殖スピードも、感染力も強くないのです。

免疫力のある普通の人は耐性菌に負けることはないのですが、体力が落ちた方や免疫力の低下したお年寄りは耐性菌に勝てずに感染症を起こしやすいのです。耐性菌1のコピー

耐性菌と常在菌の関係

耐性のない常在菌は強いので耐性菌や感染しやすい菌が入り込まないように居座ります。耐性菌1

抗菌薬で常在菌や感染の原因菌が減ると耐性菌だけが増殖してきます。

耐性菌2耐性菌3耐性菌4

免疫力がある人はそれでも耐性菌には負けませんが、お年寄りや病気で体力がない人たちは耐性菌に勝てないことがあります。ですので、耐性菌を増やさないような抗菌薬の使い方を実践しなければなりません。特に、生死に関わらないことがほとんどである歯科の領域では抗菌薬の間違ったつかい方をしてはいけません。抗菌薬の使い方についてはまたいつか。

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やましろ歯科口腔外科 院長 山城
福岡で親知らずの抜歯、ドライマウス、睡眠時無呼吸症候群、口腔がん健診のことならやましろ歯科口腔外科へ。 日本口腔外科学会認定専門医が治療します。
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