当院の知覚異常

抜歯後の下唇の知覚異常について、当院の現状を御報告いたします。

現在約600本の下顎智歯を抜歯して、5例下唇の知覚異常を起こしました。

九大病院の報告では2%前後起こっていると報告がありました。九大病院ではレントゲン上下顎管と歯根が重なって映っている症例が多いからだろうと思います。

現在のところ、下唇が完全に麻痺するようなシビアな患者さんはいませんので、どのような感じの時にしびれたかを3回に分けて紹介いたします。

症例1 20代女性 レントゲンを下に示します。

 

CTを見ると歯の突起となってた部分が神経を押さえているように見えます。

遠賀からいらっしゃって、大学病院では抜きたくないから抜いてほしいといわれて、抜歯しました。

最初から危険なニオイぷんぷんです。

3か月程度でほとんど元の状態に戻りました。このときはSWテスターを持ってませんでしたので、ちゃんとした評価はできてませんでしたが、この後購入して自分で評価できるようにしました。

The following two tabs change content below.
福岡で親知らずの抜歯、ドライマウス、睡眠時無呼吸症候群、口腔がん健診のことならやましろ歯科口腔外科へ。 日本口腔外科学会認定専門医が治療します。

最新記事 by やましろ歯科口腔外科 院長 山城 (全て見る)