numb chin syndrome

下唇の知覚異常についてシリーズで投稿しておりますが、今回で最後です。

今回は口腔外科に入局していっぱい遊んでいただいたアニキの論文について紹介したいと思います。
そのアニキは現在福岡歯科大学の教授になっているんですが、この論文は1997年だから、入局して4年目に載った論文です。
4年目といえば私は論文書くなんて感じではなくぼ~っとしてた気がします。

下唇の知覚異常を主訴に来院した3例の患者さんですが、12歳、15歳、23歳でそれぞれ3人とも白血病でした。

レントゲンでは下顎の皮質骨消失、歯槽硬線の消失、歯根膜腔の拡大等がみられますが、このような症状に遭遇した時に血液腫瘍を疑って、大学病院に送ることができるでしょうか。
歯科でも白血病を疑って、早期診断の手助けができます。

突然知覚異常が突然出現したら、大学病院に紹介するといいと思います。

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