今回の症例は6┘の歯根の先にある歯根嚢胞です。

下のレントゲンではわかりにくいので、CTを示します。


頬側根尖の先端から広がる類楕円形のエックス線透過像です。
この歯根の根管を治療して根切か抜歯して嚢胞摘出する予定でしたが、下のレントゲンのとおり、頬側の歯根に穴があいていたので、頬側の歯根に対して根切することが不可能と判断し、口蓋根だけ残して嚢胞摘出を行いました。

嚢胞はきれいに取れたのですが、上顎洞に穴が開きました。穴が大きくないため、手術後は血液を貯留させて開放創にすることにしました。
これが術後のCTです。上顎洞内はまっしろしろです。
治療時の根充のレントゲンです。

これが6か月後のCTです。
きれいに治ったでしょ。
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日本口腔外科学会認定専門医が治療します。
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