世界の傷ついた子供たち

2001年のアメリカ国務省の報告書”Hidden Killers”では、世界に残されている地雷が約4,500万から5,000万個と報告されていました。(特定非営利活動法人 難民を助ける会ホームページより)カンボジアでは長期にわたる内戦で国内に地雷や不発弾が産卵しており、地雷だけでも400万発から500万発と推計されており、完全に除去するには100年はかかるといわれています。難民を助ける会ホームページ(http://www.aarjapan.gr.jp/activity/landmine/landmine_minisurviversmap2014.html) には2014年に地雷や不発弾での死者がでた国が掲載されています。いまだにいろんな地域で多くの人が戦争の犠牲者になっていると唖然とする記事です。

死者の数が載ってますが、ケガをした人はもっと沢山いるのかもしれません。

そして犠牲者は大人だけではありません。何もしらない子供たちまで世界で大怪我をしているのです。

1967年にイスラエルとエジプト、ヨルダン、シリアとの間で勃発した六日間戦争で悲惨な子供たちを助けようとドイツのオーバーハウゼンの市民が立ち上がり、「ドイツ国際平和村」という施設が誕生しました。
この施設は戦争や戦争で残された地雷や不発弾でケガをした子供たちをドイツにつれてきて治療を行い、治療が終了したら親元へ返すという活動をしている施設です。
この施設は「うるるん滞在記」で東ちずるさんが紹介して比較的日本では知られていますが、まだ知名度は高いとはいえません。
この施設は世界中の人々の寄付で成り立っているため、もっといろんな人に知ってもらって寄付を集める必要があると考えています。
我々は2006年に九州大学歯学部の歯科医師と学生で「ふりーでんす福岡」という団体を設立しました。
この団体はドイツ国際平和村に出向いて、傷ついた子供たちにはみがきの重要性を教えるという活動を行うことと、その活動の紹介をすることで、ドイツ国際平和村という施設の宣伝や、その施設の重要性を世間に訴えかけるという活動を行っております。
今後当院のブログでもドイツ国際平和村について御紹介したいと思っています。

まずは https://www.friedensdorf.de/Welcome-102.html をご覧ください。

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