こんにちは。先日は親知らずのどれくらいに虫歯・歯周病ができているかを調べてみました。
今回は親知らずの根と下顎管の関係について調べてみました。開業して4年間の紹介患例937症例1596側を除く
1410症例2315側です。
パノラマレントゲン写真で、親知らずの歯根が下歯槽神経下縁を超えている症例がⅠ、歯根が下歯槽神経上方1/2を超え下縁を超えない症例がⅡ(A)、歯根が下歯槽神経上縁を超え下歯槽神経上方1/2を超えない症例Ⅱ(B)、歯根が下歯槽神経上縁に接する症例がⅢ、下歯槽神経上縁に接しないし交叉しない症例がⅣとしました。
そして、Ⅰが4.9%、Ⅱ(A)が17.7%、Ⅱ(B)13.0%、Ⅲ14.3%、Ⅳ47.6%でした。症例の半分が下顎管から離れていましたが、半分ぐらいは下顎管と接しているように見えるような状態でした。半分ぐらいの症例は下顎管のことを考えずに抜歯できることがわかりましたね。
The following two tabs change content below.
福岡で親知らずの抜歯、ドライマウス、睡眠時無呼吸症候群、口腔がん健診のことならやましろ歯科口腔外科へ。
日本口腔外科学会認定専門医が治療します。
最新記事 by やましろ歯科口腔外科 院長 山城 (全て見る)
- Pell及びGregoryの分類 - 2023年7月8日
- 抜歯後の痛み - 2023年6月13日
- 完全に埋まっている親知らずにどれだけ歯石がついているのか? - 2023年5月20日
- 親知らずが起こす問題点 - 2023年4月30日
- プラークの付着率 - 2023年3月9日