どんな親知らずの抜歯が難しい?

今回はどんな親知らずの抜歯が難しいかというお話です。以下に難易度の診断法を記します。

下顎埋伏智歯の難易度診断

下顎埋伏智歯の場合、歯の位置、周囲の骨の状況、

下顎管との距離などは手術の難易度に密接に関連して

います。難易度診断のポイントは

1)埋伏歯の深さ

2)埋伏歯の傾斜角度

3)下顎第2大臼歯から下顎枝前縁までの距離

埋伏歯遠心部の骨の被覆状態

4)歯根の形態(歯根の数と長さ)

5)下顎管との距離

6)年齢

7)開口量

8)むし歯の有無

などが挙げられ、術前にパノラマ、デンタルX線写真

で確認する必要があります。

1)埋伏歯の深さ

埋伏歯の深さは次のように分類されます。

埋伏歯を覆う骨が少ない程抜歯は簡単ですね。

2)埋伏歯の傾斜角度

垂直方向が簡単に見えますが、垂直方向の親知らずはヘーベルのひっかけ方が案外難しいです。根の先が折れると見えなくて抜きにくいですね。近心傾斜ぐらいが比較的簡単な気がします。

3)下顎第2大臼歯から下顎枝前縁までの距離

埋伏歯遠心部の骨の被覆状態

4)歯根の形態(歯根の数と長さ)

5)下顎管との距離

6)年齢

年を重ねるにつれて歯と骨が癒着して、抜きにくくなります。

若い時の方が簡単ですよ。

7)開口量

口が大きく開く人の方がよく見えるので、抜歯しやすいですね。

8)むし歯の有無

むし歯があると上手に分割できないので、難しいです。むし歯があるということは、歯の位置が深くないので、神経を気にしなくて良いというメリットはあります。

後日どのような症例が簡単で、どのような症例が難しいかを分析してみましたので、楽しみにしておいてください。

 

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やましろ歯科口腔外科 院長 山城
福岡で親知らずの抜歯、ドライマウス、睡眠時無呼吸症候群、口腔がん健診のことならやましろ歯科口腔外科へ。 日本口腔外科学会認定専門医が治療します。
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